こんにちは。ハルです。
それは、ある日、突然にやってきました。
タイトルの「母が別次元にいった瞬間」

折しも、独自ドメインを解約し、色々、諸々、再び?みたび?ゼロから、とまでは行かなくても練り直そう、と思っていた中、
ふとしたきっかけで、サーバー契約&独自ドメイン取得し、
改めてウェブサイトを構築、
今度は、「思いつき」の「無計画」ではなく、「ちょっと」よりも、もう少し
ほんのもう少し、でも構想を練ってからカタチにし始めようと
ちょうど、していたところ。
突然に訪れました。
ので、始めちゃいます、このブログ。
父から
「ママが何も食べないのが心配です」
とメッセージが入ったのは先日、4月21日。
そう、しばらく食欲ないな~ ゆっくりしているな~
とは知っていたのだけれど、
「最近、頑張って食べ過ぎたから」とか言って、あまり食べないで過ごすこともあったし、
ゆったり休憩モードのときもあったので、
また、一週間とかゆったりすれば元気が戻ってくるだろう
なんて、気楽にしていた中。
4月28日、ゴールデンウィーク突入直前の朝に
母、「お医者さんに来てもらおうと思います」
いつの間にか、
いえ、2020年の始めに「コロナ」の時代が始まって….
もともと病院に好んで、進んでいく方ではないなかったのに
ますます、行きにくくなった感が強くて
一度もお世話になったことはなかったけれど
「訪問診療」のアイディアは、「その手もあったか!」と
そして、母本人が言い出したので、即賛同。
仕事出勤前に、急いで調べ始めました。
この「訪問診療」は感動的に良くって「★★★★★」
星5つの評価があれば、満点の星5つ。プラスアルファしたいくらいでした。
この件は、また改めて記事にしますね。
本題に戻って、「もう書き始めちゃおう」と決めた、母が「別次元」へいった瞬間のこと。
叔父が遊びに来てくれる、ということで母は掃除をしていました。
床拭きの長い棒をステッキのように支えにして、ちょいと止まっていて
「良いね~ 傘とか、こういう長いのはステッキ代わりに使えて」とわたしが言った後、
次には
「がたっ」と音がして、
テーブルの位置も移動するのかと思うぐらい、テーブルの角を両手ががっちり持っていました。
「ママ、テーブルも動かすの?」
と聞いたかどうか。。。。
両目は開いていて、テーブルは見ておらず、視線はまっすぐ。
口は少し開いて
しっかりと仁王立ち、で両手でテーブルの角をしっかりと握りしめていました。
「!!!」
「ママ、少し休もう!」
後ろから支えて、すぐ近くのソファへゆっくりと移動しながら
声をかけるのだけれど
移動に抵抗はなく、かといって崩れてしまうこともなく
そして、言葉や頷きの反応はなし。。。。
「ママ、ママ、
息、してる?
返ってきて!」
「起きて!!!」
後ろからサポートしたままに
ソファに座ってしまったので、
わたしが座った、その膝の上で母が座った状態。
救急車を呼ぶか
110番? 119番?
どっちだ?
なんて思いながら、
スマートフォンはテーブルの向こう側の台の上。
子機のない固定電話の存在は、その時、思いつかなかったけれど、手の届かない場所。
救急車が先か、父への連絡が先か、
兎にも角にも、
母に意識を戻してもらうことが先!!!
という、まだ、スマホを取る行動に移せずに、
ソファに母と重なって腰かけて、母に声をかけている最中に
玄関が開いて、父帰宅。
「どう?ママは」
「ママは今、意識がないの」
普段の挨拶。
何気ない日常のやりとり。
ただ
「いってきます」「いってらっしゃい」
「おかえりなさい」「ただいま」
のように、
「どう? ママは」
の後、
「おかえり~ 雨で大変だったね。ママ、元気よ」
という返事よりも
母がお風呂を入れ替えて沸かし、ご飯を炊いて「おかえりなさい」という
いつものパターンが、無意識に父の中でリズムとなっていたのだと思う。
父に、
わたしの伝えた言葉を理解してもらうのに
わたしからしてみると、タイムラグがあった。
まして、外は雨で濡れて帰宅しているから、家に入るまでの所要時間も
いつもより少し手間がかかるから。
父の帰宅で、
わたしにあった2択は、一つ解決。
残るは救急車を呼ぶ件。
その前に、相も変わらず
「母の意識が戻ること」
重大問題。
母が意識を失っている
という事態を理解した父は
雨合羽を脱ぐとか、カバンをおくとか
ママに挨拶とか
玄関と母の間を数往復して
意識が戻ってくる努力を、父と二人で続けながら
救急車を呼ぶこと、こちらも父と二人体制になれば
すぐにできるでしょう?
と思うでしょう?
大変な事態なのに
笑っちゃうほどスムーズにはいかない。
「わたしのケータイはあそこなの。」目線をテーブルの向こうにやる
「パパが電話するよ」
「パパがママに声を掛けて。わたしが電話する」
「そうだね。」
父もわたしも「救急車を呼ぶ」という一点に集中できない。
わたしが母を膝の上にしたままに、スマホを所持せずに
座ってしまったことがマズかった。
ズボンのポケットにスマホが入っていれば。。。
母だけで安全を確保できるような姿勢、体勢に移動してれば。。。
「たられば」
父に「人工呼吸」の知識があるのかは謎のままだけれど
大きな声で呼んで、
「パパだよ! 帰って来たよ!」 と名前も大きな声で呼んで、口に息をい~~~~ぱい吹き込んでいることができていたか、
母は、わたしと同じ方向を見ている体制だったので
母の表情を見るまで辿り着けなかったけれど、心臓の鼓動はわかった。
死んでいない
って思っていた。
多分、
「!!」
「おや?」
と、母が気づくまでの間、3分程度だと思う。
1分じゃあないし、5分というほど長くもなかったよね、と父と頷いて。
ほんの数分だよね。
ということで。3分くらいかな?
意識、呼吸がなくて
戻ってきたら
その後からは、
別次元に在る感じ。
もともと、別次元、「外人っぽい?というよりも宇宙人っぽい?」
キャラ濃い目の一恩師にも「あなたのママは変わっているね」という評価を受けて面白いな~、と思っていたことがあった、まあ、ある意味、個性、キャラクターの際立った母だったけれど。
この数分の意識のない中で、
今までの次元での
「仕事は終えたの」
だそうです。
今日、スイスに住むでか妹に、久し振りに長めのメッセージを送って、
そうだ、始めてしまおう
と、ここで記録を始めることにしました。
今、母は
残業を終えて帰路についている父の帰りを待っている、という気持ちがあるのかないのか、
ぐ~すか休んでいます。
「生きている!」
ありがとうママ。
パパが帰って来たら、いっぱいおしゃべりして、何か少し、食べようね。

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